綾野ゆうの日記

ゲームの感想とか雑に書いてる

2022年振り返り(観た映画・読んだ本・遊んだゲーム)

今年も残り一週間をきった。
振り返るといろいろしてた気がする。

毎朝映画を1本観てた時期もあった。
最近は本をよく読んでいる。

ということで、わたしが今年良かったなと思ったものをまとめてみたい。

 

映画

今年観た映画の本数は全部で107本。
5月29日から10月4日の約4ヶ月でその本数なので、簡単に平均して一ヶ月で26本くらい観てたことになる。
我ながらかなりハマってたな、と思う。

当時、『シド・フィールドの脚本術』や『SAVE THE CATの法則』を読んでたのもあって、今この出来事はこのフェーズだから次はこうなるよな、みたいなところまで考えながら観ることもできた。

自分的におもしろかったと感じた作品をいくつか挙げてみる。

 

鑑定士と顔のない依頼人

絵画や骨董品を鑑定したりオークションの支配人が主人公のお話。
ある日、資産家の両親が残した屋敷の家具や絵画を鑑定してほしいという女性から依頼を受けることに。
けれど彼女は主人公の前に一度も姿を現さず、常に電話を通してしか会話ができない。
短気な主人公はそんな礼儀知らずな依頼人にイライラして依頼を断ろうともするが、その屋敷でこれまで見たこともないようなお宝の部品を見つける。
謎だらけの依頼にだんだんと引き込まれていく主人公。
果たして奇妙な鑑定依頼の本当の目的とは──?

 


ニューシネマパラダイスの監督の作品と知って興味をもち観た映画。
まさかのどんでん返しが衝撃的だった。
ラストシーンまでに伏線がわざとらしいくらい散りばめられてるので、すぐにでも最初から観返して答え合わせしたくなる面白さ。
観終わったあと、自分はこう思ったけど他の人はどう感じたのか気になって考察や感想を探して読んだくらい惹きつけられた。
誰かと語り合いたくなるような作品。

 

 

いま、会いにゆきます

死んだはずの妻が記憶を失った状態で、残された親子の前に現れた。
3人は梅雨の6週間のあいだいっしょに暮らすことになる。


昔ハマってたオレンジレンジが主題歌を歌ってたので存在は知りつつも、なんとなく機会を逃して観てなかった映画。
めっちゃ泣かせにかかってくるんだろうなと思い避けてたのもある。
実際、観たらお別れが近づいてくるあたりで泣いた。
この物語のキーは『梅雨の時期だけ』という期間限定なのと『記憶がない』状態であることだと思う。
限られた時間のなかで、愛した記憶もない自称・夫と自称・息子と暮らす妻。
まったく覚えはないけど、たしかにそこには自分と同じ容姿をしたもうひとりの自分が生きていた形跡が残っている。
なんで自分はこの人を好きになったのだろう。
この子を自分の子どもだと思い愛せるのだろうか。
そんな不安を抱えながらもいっしょに暮らす中で、またあたらしく恋をして愛を育んでいくお話になっている。
けれど、無情にも時は過ぎ梅雨は明けていく。
やっといい感じになった頃にお別れするのはほんとツラい。
現実ではありえないけど、こんなことが起きるのも素敵だよなって思える心あたたまる現代ファンタジーだった。
自分が好きで作りたい作風に近いのもあってより惹かれた。
夫視点で語られた過去を妻視点からもう一度なぞるという演出も面白い。

 

 

『メカニック』

ジェイソン・ステイサム主演のアクション映画。
殺し屋のステイサムがドンパチやるいつものあれだ。

何年か前にテレ東で放送してたのを観て、今回が2回めの視聴。
この作品の面白さは展開のまとまりが良くわかりやすいところ。
まるでお手本のような脚本に仕上がっている。
無駄がないしラストも印象的。
個人的にこれまで観たステイサム作品の中で一番好き。
何度でも観れる教訓的な作品。

 

 

そんなにめっちゃ面白かったわけではないけど印象に残ったのは『スワロウ』

完璧な夫と誰もが憧れるであろう裕福な暮らしを手に入れた主人公。
けど、豪邸ではいつもひとりきり、夫や家族もだれも自分の話なんて聴いてくれない。
我慢し続けていた彼女はある日、ガラス玉を飲み込んだ。
それを皮切りにいろんなものを飲み込んで快感を得ていくがー。

 

夫や夫の家族から自分は価値のない存在だと思われても、異物を飲み込むことで自分はこんな風に悪く言われるけど、実はこんなこともできちゃうんだぜ!!凄いでしょ!みたいな変な安心感で自分を肯定してあげる主人公が痛々しかった。
どんなに金銭的に恵まれた環境を手に入れても、それが一概に恵まれた環境とは言えないなと感じた。
ひとりじゃないのにひとりのような孤独感。
周囲はなぜ彼女が自虐をやめることができないのか理解できない。
気が狂ったからほっといたら腹の子が危ないし隔離施設入れよう、としか考えが及ばないのがほんとうにツラかった。

 

 

観た映画はFilmarksに感想付きで記録してるので、もし興味があればそれも見てほしい。

filmarks.com

 

 

今年読んだ本の数は全部で21冊。
昨年が9冊、一昨年が7冊なので倍以上は読んだ。
ちなみに現在5冊ほど並行して読書中。
電子書籍や紙の本、物語系や知識系など場合によって読み分けてしまうせいだ。

特に今推したい本をいくつか挙げてみる。

 

『幕末単身赴任 下級武士の食日記』

幕末の時代に、江戸へ単身赴任してた紀州和歌山藩の勤番侍・酒井伴四郎が記した日記をもとに下級武士が当時どんな食生活をしてたのかがわかる一冊。

まだ全体の2/3くらいを読んだところだけど、かなり面白い…!!
参勤交代の道のりで各地のお餅やらを楽しんでたり、和歌山で暮らす家族にお土産を買って送ってたりと大変ながらも楽しんでることもわかる。
あとめっちゃ自炊して倹約してたり、いっしょの長屋に住む叔父(しかも上司)に勝手に作り置きのおかずを食べられて愚痴ってたりと親近感わく。
お寿司の歴史や燗酒の道具の歴史もわかったり。
これまでも『一日江戸人』や『江戸の備忘録』など江戸の暮らしっぷりがわかる本を読んできたが、この本はひとりの武士の日記から描かれていてリアルなのが魅力。
伴四郎を身近に感じで好きになっちゃう。

 

 

『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』

任天堂社長の岩田さんが生前残した言葉をまとめた一冊。

クリエイターとして見習いたいことが詰まっている。
技術面ではなく精神というかものの捉え方というか。
読んでて当たり前だよなって思うことも、実際に手を動かしていると見落としがち。
物事がうまくいってない時に根本的な原因はなんなのか、とか気付かされることも多い。
あと、単純に岩田さんという人間がほんとうに魅力的でみんなに愛されていたんだな、が伝わる良本。

 

 

本は字を読んで頭に情景を浮かべながらじゃないと空読みしちゃうので、なかなか読める時間が限られてしまう。
朝はやく起きて静かな時間帯が一番読み進む気がする。
電車乗ってる時や病院の待ち時間もよく読むけど、だんだん眠くなってくるのが困る。
読んだあとはここ良いなと思った部分をノートに書き溜めている。

読書の記録は読書メーターに付けてる。

bookmeter.com

 

 

ゲーム

今年遊んでクリアしたゲームは全部で23本。
コンシューマーもアプリもいろいろ。

遊んだ中で特に面白かったものをいくつか挙げる。

 

 

『Pokémon LEGENDS アルセウス

アクション下手なので発売当初買わずにいたアルセウス
SV発売前にポケモンがしたくなり遅ばせながら購入。
マップ区切りではあるがオープンワールドなマップで、ポケモンが寝転がったり自由に暮らしている。
癒やされたのもつかの間、主人公めがけて突進してきたり技をかけて殺しにかかってくるポケモンたち。
剣楯のワイルドエリアでも怖かったのに、比にならない恐ろしさ。
やられるとアイテムをガッツリ失ってしまう。
ヤバさを伝えるSEや黒や赤のフレームがさらに恐怖感をあおる。

そんな厳しい世界で繰り広げられる冒険は、怖さ以上にわくわくで満ちていた…!

これまでポケモンは最低限しかゲットしてこなかったわたしだが、アルセウスは同じポケモンを何匹もゲットしなければ図鑑が埋まらない。
これに慣れてくるとポケモンを乱獲することに抵抗がなくなってくる。

アルセウスを遊んだおかげで、ポケモン図鑑を埋めるという本来の楽しみ方を思い出した気がする。
最後ポケモン全種類ゲットは大変だったが、アルセウスを手に入れた時の喜びや達成感は凄まじいものだった。

 

 

『UNDERTALE』

Switchに移植された時にニンダイで見たことはあったけど、当時は全然興味がわかなかった。
というか、プレイしてみるまでこんなにハマるとは思わなかったというのが正直な気持ち。

これは実況動画とかで観るより、ぜひ自分でプレイしてほしいゲーム。
ゲームとしてのギミックがめっちゃおもしろい。
まさかゲーム画面を強制的にゴニョゴニョされるとは。
メタすぎるのにそれもちゃんと面白くて冷めない。
そしてキャラクターが良すぎる…!
骸骨キャラがこんなに愛しく思える日がくるとは。
一番好きなキャラはパピルス

Nルート、Pルートをクリアしたが実はGルートは自分ではプレイできてない。
好きになったキャラを皆◯しにするのツラすぎないか…?
あと絶対サンズ戦大変そう。
いつかヤる気になったら自力プレイしてみたいところ。

 

 

モンスターハンターライズ:サンブレイク』

モンハンを遊ぶのはポータブル3、4(+4G)、X(+XX)と4作目。
これまでずっとスラックス使いだったけど、今作で狩猟笛に転身。
みんなの支援をしつつ戦うスタイルが自分にとてもマッチしてた。
今までやったモンハンの中で一番自主的に遊んだかも。
重ね着ができるようになり、コーデを楽しめたのも大きい。

特に友達と通信プレイで遊ぶのが楽しかった。

 

『Lethis 繁栄への道』

蒸気を駆使するスチームパンク要素のある街づくりゲーム。
ステージごとに土地の状態や情勢が違い、使える施設も変化。
川や沼だらけで平地が少ない場所だと、どんなインフラ作りをしてやろうかとうずうずする。
逆に最後の方は広大かつ山脈だらけのマップは広すぎて悩まされた。
恐ろしいくらい時間が溶けるゲーム。

 

 

あとは継続的に遊んでるスマホゲームもいくつかある。

 

Fate/Grand Orderは今年もぐだぐだイベントが最高に良かった。

あんさんぶるスターズMUSIC』は推しの鬼龍紅郎★5ピックアップのスカウトのためにゆるゆる頑張った。

 

アルセウスをプレイしたことでポケモンをゲットする楽しさを覚えたわたしは、アルセウスをプレイしながらポケモンGOも再スタートした。

 

 

ゲームの記録はGAMEMOにつけている。

gamemo.app

 

 

 

そんなこんなで今年もいろいろ楽しめた。
漫画とかアニメも書きたかったけどえらい長くなったので割愛。

 

来年ももっといっぱいコンテンツを楽しみたい。