綾野ゆうの日記

ゲームの感想とか雑に書いてる

「龍が如く7 光と闇の行方」で龍が如くシリーズにハマった

スクショ

Steamでもゲームを遊ぶようになったけどMacだとコンシューマーゲームは軒並み遊べないし、いちいちノートPCを引っ張り出すのが面倒なので年末に思い切ってASUS ROG Allyを買ってみた。

さっそくSteamのゲームを遊ぶつもりだったがXbox Game Pass Ultimateが3ヶ月無料になるとのことでそっちから手を付けることに。

最初に遊んだのはSea Of Stars、クリア後にパルワールド、そして無料期間が残り2週間程度になったタイミングではじめたのが表題の「龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル」だった。

※記事内にはネタバレが含まれているためご注意ください。

 

はじめて触れる龍が如くシリーズ

スクショ

本作は龍が如くシリーズのナンバリングタイトルだが、私にとってははじめての龍が如くである。


調べてみたら主人公が新しいキャラクターってことで入りやすそうなのと、アクションじゃなくてターン制のRPG的なバトルなのがわかって自分でもいけそうかなと。


そんなかるい気持ちで始めたゲームがプレイ時間72時間を超える付き合いになるとは当然そのときは一ミリも思っちゃいなかった。

 

プレイしはじめてそうそうに映像の凄さに圧倒される。

そこには中井貴一堤真一といった、芸能人に疎い私ですらバッチリ覚えてる有名な俳優にそっくりなビジュアルのキャラクターたちがいて、しかも御本人の声でしゃべっているではないか…!!

というか、声の演技が自然すぎて声優さんを使っているのかと思った…。
さながら映画を観ている気分だ。

アドベンチャーはわりとテキスト読み終えたらボイス途中でセリフ送りがちな私だけど、映像がかっこ良すぎてスクショ撮り逃さないように構えるのが忙しかった。

 

個性豊かで魅力的なキャラクターにハマる

スクショ

とくに興味をそそられたのが安田顕がモデルのキャラクター・ナンバ。


まんま安田顕がバトル中にその場で寝転がってお尻をポリポリと掻きながら回復したり、ハトにエサ与えて集めて攻撃したりする。
手番が回ってくる、行動する、そのたびにしゃべってとにかくそれだけで面白おかしい。
本人はいたって真面目なところがまたいい塩梅。

主人公・春日一番の性格も好きだけど最初に惚れて離脱することなくゲームに没頭していけたのは絶対にナンバの功績である。

 

 

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他にもCV大塚明夫な元警察官の足立さんや、キャバクラのチーママのサッちゃん、イケメンポーカーフェイスな殺し屋ハン・ジュンギ、飄々としてて癖強め中華マフィアの趙など春日のパーティーは面白いメンツが集まってくる。

 

それも最初は敵対組織の人間で何度も戦うことになる相手だったり、途中で離脱して戻ってきて絆の深まるキャラだったり少年漫画的なアツい展開がより彼らを好きにさせてくれる。

あくまでメインストーリーは春日一番のどん底からの成り上がりを主軸としているが、仲間たちとの絆レベルをあげていくことでメインストーリーだけでは知り得ない彼らの物語を知ることができ、知れば知るほど好きになっていく。

 

しかし私はこの「絆レベル」の上限解放の仕方を理解しておらず、てっきりいっしょにキャバクラ三昧しないと絆が深まらないのだと勘違いしていた。

町中で発生する会話イベントのあと、絆ゲージが上がってるような音がするのに+0でおかしいなと思い、そこでやっと仕様を調べひたすらサバイバーの近所のスナックでお新香を連食し絆レベルをMAXにした。


もしこれから遊ばれる方はぜひネタバレは回避しつつも効率的な遊び方を調べてみてほしい。

 

ストーリーは王道RPGだった

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春日一番がドラクエ好きということで、たびたびファンタジー要素が出てくる。

ハロワで勇者に転職できるし、回復の号令で「命大事に!」と叫んでみたり、パラメータには現実世界に関係のない魔力というワードもあって、とことんリアリティを追求した歌舞伎町や横浜のような街並みとはアンバランスで目を引く。

道路に突き刺さった勇者のバットを引き抜いてから春日にだけはケンカ相手がモンスターのような風貌に変わるように見えていたり、ちょっとゲーム脳か?と最初は心配する気持ちが勝ったが、もしこれがただのチンピラやヤクザをしばくだけの戦闘だったらこんなに楽しかったかはわからない。

そもそも私は極道ものが好きってわけではない。
なのに最後まで遊べたのはオタクにやさしい成り上がりもののストーリーと見せ方だったからかもしれない。

18年の刑期を終えて親っさんのもとへ向かうも弾かれちまってホームレスの村からのどん底スタート展開はまるで、DQ11でデルカダールの城へ向かうも王様にひっ捕らえられて地下牢から這い上がる勇者のようではなかろうか。

 

ただ、ドラクエと大きく違う点は主人公=プレイヤーではないところが大きいか。

春日一番はプレイヤーの操作キャラだけどプレイヤー自身ではない。
そもそも自己投影主人公が極道とミスマッチすぎる。
いくらプレイ時間を重ねてもヤクザの気持ちになるのは不可能だから。

それでも春日一番というキャラクターは多くの人に愛されるように工夫して描かれていると思う。

チャラチャラしたモジャ頭のくせに落ち着きもあって相談相手にもピッタリ。
仲間に信頼され、みんな春日一番という人間を好きになってしまう。

一番はしぶといししつこい。
諦めないし執念深い。
そのどん底から這い上がっていく姿をただただ応援し続けてたらクリアしてた感じ。

 

実用的なクセ強お助けキャラ

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デリバリーヘルプで呼べるお助けキャラという戦闘中にお金を払えば来てくれるお助けキャラは本当に癖が強いので見逃せない。

それでいて被ダメ減らしたり毒付与したりとちゃんとバトルで役に立つのが心強い。
何度ボス戦でマゾおじさんのカッチカチのお身体をご提供いただき、どこぞの組長の赤ちゃんプレイも拝見させていただいたことだろうか。

ケチなのでタクシー使わずに徒歩移動しまくってたおかげで自然とサブクエもたくさん回収でき、その分強くなれたと実感できた。

あと、たびたびパロ要素が堂々と入っている。
まるでマ◯カーなレースゲームもあって再現度が高すぎる。

そのスジのモン…略して「スジモン」を研究しているスジモン博士とか任◯堂に怒られないか不安しかない。

目指すぞ、スジモンマスター!」じゃないよ、まったく。

 

マップの作り込みが細かくて散歩が捗る

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マップのディテールがとにかく細かくて細部まで見ると感動するレベル。
最初はどこを歩いても新鮮で楽しくていっぱい写真を撮ってた。

私は大阪出身なので道頓堀がモデルの蒼天堀は狭いけど懐かしい建物がぎゅっと詰まってて好き。
街の人の会話もちゃんと関西弁。
グリコはグリコじゃなくマッスルビールなるグリコ以上に気になる看板だった。

ただ、話が進むとシンボルエンカウントするようになってすぐチンピラに絡まれる。
異人町には中華街や公園、お店も多く観光楽しいのに敵も急に強くなって全滅しかけた。


バトルアリーナでシンボルエンカウントしなくなるアクセサリーゲットし、すぐ装備して観光に専念しました📷

 

一番緊張したのは会社経営の株主総会

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作中いろんな遊び要素があり、その中でも一番製菓を経営するシミュレーションゲームは手っ取り早くお金を稼げるので必須級。

けど、よくわからないままやった株主総会で説得失敗、支持率0%を叩き出し大幅に株価とランキングを下落させ、次営業したら赤字になってしまうような状況に。

すっかり株主総会にビビってしばらく放置してたが、ストーリーが進む中で急きょ300万円用意する必要が。

よもや会社経営を避けることはできず攻略サイトを見て資金を稼ぎ、株主総会がくると夫が横から誰で説得するか指示してくれる協力プレイによりじわじわと会社を軌道に乗せることに成功。

長らくずっと夫に頼ってた私だったけど、終盤あたりで夫が言った「ポケモン御三家の三すくみといっしょや」の言葉でやっと株主総会を理解。

最後の宝生戦は自分ひとりのちからで乗り越えるまでに成長したのであった…!!

 

会社経営、すごい時間かかったし株主総会怖かったけどやってよかった。
えりちゃんのこともすごく好きになった。

 

春日一番に惚れてシリーズにハマった

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いっぱい印象的なシーンはあったけど、自分的にはとくにナンバが弟の件でコミジュルや一番たちと敵対していたときに一番が「自分がナンバを仲間にしたんじゃなくて自分が仲間にしてもらった」「自分が命の恩人に仲間にしてもらった立場」的なことを言うシーンが一番の根底にある考え方や人間性がとてもよくわかって好きだ。

極道としてスジが通ってるかどうかを判断基準にしていてまっすぐ。
相手を煽ったり騙したり調子の良いことも言うけど一貫性がある。

縁を大事にしてて一度仲間だと信じた相手のことは絶対に見捨てないし、相手になにか事情があるならその事情ごと持ち上げて連れてっちゃうくらいのパワフルさがある。


そんな春日一番という男が主人公だったから、龍が如く初心者の私も取り残されずいっしょに冒険できたんだと思う。

イラスト

おかげで7クリア後、7外伝をクリアし、今は0をプレイしてる。
すっかり龍が如くシリーズにハマってしまったようだ。

 

 

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